FOOD STONE

SUSTAINABILITY

素材の出発点:食品残渣という「未利用資源」

FOOD STONEの素材は、日常の中で見過ごされ、廃棄されてきた「食品残渣」から始まります。
コーヒーかす、果皮、野菜の皮、卵殻など、本来は焼却されてしまうはずだった素材たち。
これらは質感・色味・香りなどに独自の個性を持ち、単なる廃棄物ではなく、「命の余白」として新たな価値を秘めています。

私たちは、これらを再資源化し、海水由来のミネラル成分と融合させることで、石のような質感と耐久性をもつ新素材にアップサイクルします。

サステナブルな価値

廃棄物削減・焼却回避

食品残渣を焼却せず素材として活用することで、廃棄物の発生量を削減し、焼却に伴うCO₂排出の抑制につなげています。
さらに、地域から出るごみの資源化を促進することで、ごみ処理インフラへの負荷軽減にも貢献しています。

カーボンリサイクル・CO₂吸収

FOOD STONEの主要結合材である海水由来ミネラル成分は、空気中のCO₂と反応して炭酸化する性質を持っています。
これにより、製品の硬化過程でCO₂を吸着・固定する機能を備えており、一時的な炭素貯留(カーボンリサイクル)に寄与します。

さらにこの素材は、

  • 製造時に高温焼成などの熱を使用せず、自然乾燥・常温硬化によって形成されるため、製造プロセス自体のCO₂排出も極めて低く抑えられます
  • 石油由来のプラスチックや樹脂を一切使用せず、完全に自然素材由来の組成です。

これにより、原料から製造・使用・廃棄に至るまで、ライフサイクル全体で環境負荷の低減を実現しています。

SDGsとの関連

  • 目標12:つくる責任 つかう責任 食品廃棄物の再資源化と、持続可能な生産・消費の促進
  • 目標13:気候変動に具体的な対策を 製造工程と素材特性の両面からCO₂排出を抑制・吸収
  • 目標11:持続可能な都市とコミュニティを 地域資源の活用と分散型リサイクルによる循環型社会の実現