株式会社艶金(本社: 岐阜県大垣市)が開発した、食品残渣を原料とした染色方法である「のこり染」後の残渣を、UP FOOD STONEの材料として使用することで提携しました。
本来なら捨てられていたモノを2度にわたって利用する取り組み(マルチステップ・アップサイクル)を進めていきます。
<「のこり染」について>
食品や植物を加工したあとに出る余剰物を原料とした染色方法です。
株式会社艶金は、「染色」をキーワードにしたエコロジーな商品の開発を模索していた頃、2008年に岐阜県産業技術総合センターから食品会社で使い終わった余剰物を色素として再利用できないか相談をうけて開発を始動。1年間の試行錯誤を経て、2009年に「のこり染」を実現しました。
2021年には農林水産省協賛の第8回「食品産業もったいない大賞」で審査委員会審査委員長賞を受賞。現在も数多くのメディアから注目を集めています。
<株式会社艶金について>
1889年(明治22年)創業。染色整理加工を専門に、紳士・婦人・子ども服の高級品、スポーツカジュアル等幅広く最新の技術で市場に応えている企業です。
1987年(昭和62年)という早い時期にバイオマスボイラーへの燃料転換を行い、カーボンニュートラルを実現。令和3年には、日本の染色整理会社として初の温室効果ガス削減目標認証SBT(Science Based Target)を取得するなど、環境に配慮したサステナブル経営を実践しています。